導入製品
課題
効果
松本先生:クリニックにとって、スタッフの定着は重要な課題です。開業に当たり、スタッフが働きやすいよう「なるべく面倒な手間は減らそう」と決めていました。また、今はスマホを利用する患者さんがほとんどです。若いご家族の需要もあることから、スマホでのWeb予約や問診システムを取り入れて患者さんが通いやすいクリニックにしたいと考えていました。
松本先生:初めに決めたのは電子カルテです。当初クラウド型を検討しましたが、小児科にぴったり合ったものはなかなかない。当院は他にも内科、発熱外来、医療脱毛と幅広い診療内容を扱うため、カスタマイズ性が高いという点でオンプレ型を選びました。その中で「Medicom-HRf」に決めたのは、開業前から使い慣れていたという理由です。
診療予約システムは、電子カルテと相性が良いか、カスタマイズができるか、という観点で「ドクターキューブ」に決めました。Web問診システムも同様で、「メルプ」は自分が聞きたい質問を自由に作成できるということに加え、価格が手頃であるという理由で選びました。
松本先生:コロナ禍の感染症対策で、金銭のやり取りを少なくするために受付の完全自動化も考えましたが、結局は保険証の確認が必要になります。そこで精算機は「セミセルフレジ」を採用しました。自由診療の際に扱う金額も大きくなるので、カード決済システムと併せて導入しています。
PACS(医療用画像管理システム)については、小児科はレントゲン撮影の機会がそれほど多くないため、他製品に比べて手頃な「C@RNACORE」を選びました。
いずれにしても、それぞれのシステムを単独で選ぶのではなく、自分がやりたいことを踏まえて電子カルテや精算機と「組み合わせて選ぶ」ということが重要だと感じましたね。
松本先生:今は9割の患者さんがネットで予約して、問診も事前に入力してから来院されます。その結果、患者さんをお待たせしない効率的な診療ができています。特に問診システムは事前の入力内容が自動的に電子カルテに反映されるので、すぐ診察が始められる。また、前日までに入力内容を見て「この人は時間がかかりそうだ」と判断すれば、その時間帯に他の予約は入れないようにして混雑が避けられる。
「待つだけで1時間」という病院もあるかと思いますが、当院は来院から会計まで、診察も含めた平均滞在時間が約30分です。余裕の持った診察ができるので、患者さんにも医師にもお互いメリットがありますね。
松本先生:スタッフは初めのうち慣れないようでしたが、今は「これが普通」という感覚で順調に回っています。患者さんの口コミでも、ネット予約やスマホ決済などが好評のようです。インフルエンザの予防接種の問診も事前に家でやることで、時間の短縮になりますしね。
松本先生:地域に根差した開業医として、大人が働きやすく心穏やかに過ごせること、すべての子どもが健やかに成長できる社会作りに貢献したいと考えています。仕事のある保護者が平日子どもを病院に連れて行くのは楽ではないですよね。大人も子どもも「ちょっと空いた時間」で気軽に安心して受診できるよう、ICTを上手に活用して通いやすい病院を目指したいです。
クリニック名 | 星と太陽のクリニック |
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院長 | 松本和明 先生 |
所在地 | 千葉県流山市おおたかの森北1丁目4−1 ソライエスクエア 1階 |
医院紹介 | 千葉県流山市に2021年開業した「星と太陽のクリニック」。院長自身の子育て経験から、働き盛りの若いファミリー層が安心して利用できるクリニックを目指し、さまざまなICTシステムを組み合わせて患者・スタッフ・医師の利便性の向上を図っています。 |
作成日 | 2022年3月 |