AYANAフィラーズクリニック

院長 古田 晃先生

皮膚科・美容皮膚科

開業成功の秘訣!患者さんに寄り添うための効率的なオペレーション設計

外来患者数/日 30人

スタッフ数 3人

導入製品

  • 院内業務一括管理システム:GMOビューティー「キレイパスコネクト byGMO」

課題

  • 新規開業にあたり、シンプルなオペレーションを実現したかった
  • 開業直後は端末の操作に手間取り、サービスの質やスピードが落ちてしまいがち
  • できるだけ患者さんの待ち時間を減らし、受診しやすい環境を整えたい

効果

  • 開業の前週と開業日以降数日にわたって、スタッフ向けの端末操作方法の研修を実施し、スムーズに運用を始められた
  • 来院前にWeb問診を登録してもらい、受付後の待ち時間を大幅に短縮できた
  • 受付から会計まで一括したシステムなので、お金をめぐるトラブルも防止できる

もとは心臓分野が専門とお聞きしました。なぜ美容の道に進まれたのでしょうか

古田院長:私は慶応義塾大学医学部を卒業後、日本で循環器内科の医師をしていました。2007年に渡仏してからは、いくつかのフランスの病院で心臓インターベンションの分野を専門とし、特に先進医療のカテーテルを用いた大動脈弁置換術に携わっていました。そういった背景から、現在はフランス大使館指定医に認定していただいています。帰国後も大動脈弁置換術の臨床に携わっておりましたが、勤務先のグループが美容も手掛けていたために、美容医療の分野に携わる経験にも恵まれました。そこで術後に患者さんが涙を流しながら感謝してくださる姿をたくさん見たのです。もちろん救命救急も社会に欠かせない医療ですが、自分が提供したいのは、純粋に患者さんが喜んでくれる自由診療なのではないかと考えるようになりました。

きらびやかで華美なイメージがある美容皮膚科ですが、入りやすいカジュアルな雰囲気を感じました

古田院長:受診しやすいというのは非常に意識しているポイントです。かつて「美容」というと、一部の特別な富裕層のためにあるイメージだったかもしれません。最近は敷居が下がって身近に感じている方が多いためか、昔ながらのゴージャスな雰囲気を敬遠する向きもあるようです。また、当院が専門で行っているフィラー(注入)による簡単な治療は特にニーズが高く、皮膚を切る手術に比べると比較的気軽に受診できます。長年悩まされてきた皮膚のトラブルも改善できる可能性があるので、多くの方に適切な医療を提供したいと考えています。

開院に向けてどのようにシステムを選んだのかを教えてください

古田院長:「できるだけペーパーレスでシンプルなオペレーションを実現したい」というのが当院のスタッフとも話し合っていたこだわりのポイントでした。カルテや問診表など紙で管理すると、物理的なやりとりによって余計な時間がかかってしまいます。事務作業を簡素化できれば、スタッフが患者さんと向き合う時間も長く確保でき、より目の前の患者さんに注力できるとも考えました。
そのなかで「キレイパスコネクト」で、電子カルテやWEB問診システム、会計システムや経営分析までを一体的に運用しようと決めました。ペーパーレス化だけでなく、予約の管理や会計など院内の業務を一括管理できるメリットを感じられたからです。

開院と同時に新たなシステムを使いこなせるか、不安はありませんでしたか

古田院長:不安はありました。開院前なので運用フローが細かく決まっているわけではなく、こうしたシステムに触った経験のないスタッフも何名かいました。だからこそ事前の研修が大切だと考えていましたが、キレイパスコネクトを導入する際は、開業の前週と開業日以降数日にわたって、リモート環境ではなく、院内でサポート担当の方が横についていてくれたのは心強かったです。

事前に手順を習っていても、やはり「いざ本番」という場面では慌ててしまいます。質問したいときに聞ける人がいたおかげで、初日から順調なスタートを切ることができました。

システム導入によって、患者さんの待ち時間を削減できたそうですね

古田院長:あくまでも私たちがこれまで見聞きしてきた、標準的な美容クリニックとの比較という前提でお話ししますが、来院前にWeb問診を入力していただくおかげで、通常の半分以下の待ち時間にできていると思います。問診の結果にある、患者さんがどういう方なのか、何に悩んでいらっしゃるのかという情報に基づいて、カウンセリングや提案内容が決まります。

医師、看護師、受付、カウンセラーなど全員が問診情報に目を通しているので、的確な提案がスピーディに実現できるわけです。これもシステムで分析した結果ですが、来院して受付を済ませてからスタッフが声掛けするまでの時間は遅くて3分です。来院後、紙の問診票を書いていただくケースでは、10~15分程度かかっているところも普通だと思います。

患者さん目線でも、ご自身のスマホから回答できますし、「空き時間に回答できるので便利」と好評ですね。

ペーパーレスだからこそリアルタイムな情報共有が実現できるわけですね

古田院長:ペーパーレスのメリットは待ち時間だけではありません。たとえば会計も重要です。診療と会計のシステムが連動していない場合、計算に時間がかかるだけでなく、請求時の計算ミスなどがつきものです。午後6時にクローズする際、請求と会計が合わなければ照合のために残業も発生しますが、連動しているおかげで処方した内容が会計時に漏れることは起こりません。従来なら手動で行っていた売上管理や明細・領収書の発行なども自動化できるため、業務の工数が削減できます。スタッフたちも「患者さんとの会話を大切にできている」と実感できているようです。

経営分析という点でも役立てられていますか

古田院長:日夜、経営分析を行っていますね。私とスタッフの会話も、患者数や売上の増減がどうか、それはなぜなのか、などと常に数字を見ながら会話できるので、スピーディに的確な手が打てている実感があります。毎回、会議のために数字を割り出すのではなく、システムの中で簡単に必要な数字が割り出せるので、そのあたりのストレスもまったく感じません。

ここまで順調なスタートを切られましたが、これから目指すのはどのようなクリニックですか

古田院長:当院の原点である、美容医療を多くの人にできるだけ身近なものと感じてもらい、質の高い美容医療を提供することを追求していきたいと思います。そのためにも渋谷の街を利用される方だけでなく、分院展開も視野に入れ、より多くの方の悩みに寄り添うクリニックであるように努力していきたいと思います。

クリニック名 AYANAフィラーズクリニック
院長 古田 晃 先生
所在地 東京都渋谷区渋谷2-22-11 渋谷フランセ奥野ビル7F
医院紹介 ヒアルロン酸、ボトックス、脂肪溶解注射、水光注射など「切らない施術」に特化した注入専門のクリニックとして2022年11月に開業。渋谷ヒカリエにほど近いロケーションで、通勤や買い物帰りの方からも幅広く支持を集めている。
作成日 2023年3月